国宝 六面石幢について

六面石幢は、立川唯一の国宝で阿金剛・吽金剛の仁王像と、持国天・増長天・多聞天・広目天の四天王像を、それぞれ緑泥片岩の板石に刻み、この六面を六角の柱状に組み合わせ、六角形の笠石と台座で固定した石幢です。
「延文六年辛丑七月六日施財性了立道円刻」の銘があり、造立年代は、刻文により延文六年(1361年)7月6日と知られる。
この六面石幢は江戸時代から広く知られ、大正二年(1913年)国宝に指定され、戦後、改めて新国宝に指定された。昭和二十九年(1954年)に、コンクリート製の覆屋が造成された。中庭に安置されている。

国宝 六面石幢
国宝 六面石幢